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執筆者の写真五十嵐義秀

楽に楽しく、そして使える語学の身につける方法は、、、無いと思う



先日、外国の方なのですが、まだ比較的若くて、日本語がとても上手な方のお話で、「どうやって日本語を勉強したのですか。」という質問に対して以下のように答えていました。


「現地に行って、そして沢山の言葉の壁にぶつかって身につけたものです。」


と言っていました。そして、その後の言葉が非常に分かる気がしました。


「苦労しかしていないのです。とても大変でした。」


その方の話から考えても、語学習得に「楽」の文字はないと思います。


 

私も殆ど英語が良く分からず初めてアメリカに行き、ある資格を取りに行った短期留学の時、そしてその後の長期留学時で「楽しかった」という思い出はあまりありません。「大変だったけれども非常に良い経験をした。」が一番先に出る言葉です。勉強する為に行ったわけですから当たり前です。


それ以上に大変だったのが、帰国後務めた外資系企業で出社から退社まで英語。電話での問い合わせ、苦情処理、すべて英語。従業員同士の喧嘩も英語。しゃべりたくなくても英語。


当時は本当に辛いことが多かったのですが、この時期で結構英語力が上がったと思います。今思い出せば非常に良い時期なのですが、当時としたら毎日辛かったです。


 

「ある程度の英語力」で十分と思われる方には楽しい方法もあると思います。


しかし、英語を使った職業、語学のプロを目指すのでしたら、「楽」は存在しないと思います。いつでも「苦」が付きまといますが、後から振り返ると、その「苦」が非常に役に立っている事が殆どだと思います。


どの職業でもそうですが、「スキル:良くできて活用できること」を身につけることは大変なのですね。


 

現在、私はこのスクールの代表兼講師をしていますが、英語学習は未だに続けています。日本語でも知識の薄い分野で、英語で書かれた専門書を全訳するとなると相当時間と労力が必要です。かなり「苦」です。


しかし、今までの経験で「苦」が「良」になる事を知っているので、続けています。





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