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五十嵐義秀

最悪の経験が、最高の経験にもなりえる。

更新日:2020年12月5日


 今回は、「周りがどう言おうと自分を信じて、それに向かって最大の努力をしよう!」とお伝えしたいブログです。

 

 映画「JAWS:ジョーズ」を知らない人は、、、多分いないと思います。1975年製作のアメリカ映画です。スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg) の監督作品ですね。

 約45年くらい前の映画です!ほぼ半世紀前です!未だにその映画の音楽、画像、セリフが引用されたり、映画自体も「〇〇周年記念エディション」と、定期的に発売されています。超ヒット映画という枠を超えてます。

 私も子供頃からJAWS大ファンの一人です。月に1回はDVDで見ています。

 

 しかし、この映画、製作段階では、まさに「悲惨・悪夢」だったようです。撮影が「大変」はよくありますが、そうではなく、「悲惨・悪夢」の方です。

 製作者達もこの映画のロケ中は、

「catastrophe: 大惨事、大きな不幸、大失敗、破滅」

「disaster: 災害、大惨事、大失敗、失敗作」

「nightmare: 悪夢」

という語を用いています。なぜかというと、、、

・撮影が始まったのに肝心な「サメ」ができていない

・サメが海水のせいで故障ばかりする

・映画のスクリプト(台本)ができていない

・撮影期間は予定の3倍

・予算は予定の2倍・・・などなど

 挙句の果てに、スピルバーグ監督はこれ以上監督としてはやっていけないとか言われたり、周りは言いたい放題です。

とにかく、状況は、

"catastrophe"

"disaster"

"nightmare"

だったようです。誰もがこの映画は大失敗に終わるだろうと信じていたようです。失敗というより、完成するのかどうかのレベルです。

 

 そんな状況でも製作者達はあきらめずに撮影を続けました。彼ら一部の中で、これはすごいものができると、やがて確信したそうです。

そんな状況で完成した歴史的映画「JAWS」です。

 結果はすでに皆さんご存知の通りです。約半世紀の間、未だに愛されている映画です。

 監督のスピルバーグが、ドキュメンタリーの中でこう言っています。

"This would be both the worst experience of my career and the greatest experience of my career."

これは、私のキャリアの最悪と最高の両方の経験になるだろう。

 

「前例のない事」「周りがやっていない事」「うまくいかない事」をやっているとだいたい色々な事を言われます。

言われる良い例がこの私です。

 それでも自分が「正しい」「やる価値はある」と思ったことはあきらめずに行います。

 それが全部成功するとは限りませんが、必ず良い経験になります。

 

最後になりましたが、生徒さん達、特に受験生の方々へは、

「周りが行っていること、言っていることに振り回されず、自分を信じて進んで欲しい」

ということをお伝えしたいです。

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