top of page

whole/entire/overall の違いでお困りの方どうぞ

執筆者の写真: 五十嵐義秀五十嵐義秀


高校生さんの和文英訳で、「全部・全体・全般」を英訳するとき、"whole" "entire" "overall" の語は知っているが、違いが分からないという質問がありました。


辞書には「全部」が強調されて、どれも一緒のように見えてしまいます。


これら3つの英単語に関しては、私自身知っていてもどうやって説明しようかずっと考えていたら、けっこう年月が経っていました。


 

そして、今回ふと思ったのですが、まず、「全部・全体・全般」の意味を正確に知ることが必要だと思いました。そして、それらに問題の英単語を添えます。


entire / 全部:いろいろなもの複数個がまとまっている状態

whole / 全体:まとめて一つのものとして見た状態

overall / 全般:「全部」「全体」よりあらゆるものを広く見た状態


はい、これだけでは分かりません。気持ち分かります。

 

では、使い方の例を下に挙げてみます。コレクションの話にしてみました。


🐶: ちょっと私のミニカーコレクションを見てください。この部屋にあるものが全部(entire)です。


🐸: 結構な数のミニカーですね。全体(whole)としてグリーンが多いですね。


🐶: そうですね。私の所有物、乗り物、服、家具、全般(overall)はグリーンが多いですね。


🐶: あ、私の家族全員(entire)が買い物から帰って来ましたよ。


🐸: あなたの家族は全体(whole)でみると背が高いのですね。


🐶: そうですね、私の家系全般(overall)を見ても身長が高い傾向がありますね。


どうでしょう?以上の会話で分かりましたでしょうか。


 

今回の entire/whole/overall の活用法、特に"whole"については少々注意が必要ですが、今回はそれぞれの違いを理解することで終了にします。


お役に立ちましたでしょうか。



閲覧数:27回
bottom of page