almost と most は似ているけど、全く別ものです
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  • 五十嵐義秀

almost と most は似ているけど、全く別ものです

更新日:2020年12月12日



英作文や文法問題で"almost"と"most"それぞれの違いを知っていないために添削や誤答になる方がいらっしゃいました。確かに辞書で調べると「大体、ほとんど、大部分」と同じような意味が出てきます。

 そして、ある生徒さんが学習後とても正確に利用できるようになった為、このネタをブログにしてほしいと依頼がありました。そういった訳で、今日は"almost"と"most"の使い方!もっと前に書いておけばよかったかも。

 

 まず、第一に何が違うって、それぞれ品詞が違います

 ★almost: 副詞---意味を簡単に言えば、「大体・ほとんど・大部分」

most: 形容詞---意味を簡単に言えば、「大体の:ほとんどの、大部分の」

 mostの意味には「~の」がつきますね、ということは、「ほとんどの、大部分の○○」と言う時、例えば、「ほとんどの学生たち」はalmost/mostのどちらが良いでしょう?

 はい、そうです。形容詞の"most"ですね。ですから"most students"になります。"most of the students"でも同じ意味です。この場合、mostの品詞は代名詞になります。

 と言う理由で、「ほとんどの、大部分の〇〇」と言う時には、"almost students / almost of the students"にはならないというわけです。

 

 では、下の英文、「それらはほとんど(大体)同じです。」はどうでしょう?

"They are (almost/most) the same."

「大体の」とは言ってません。更に細かく言えば、形容詞のthe sameを修飾しています。形容詞を修飾するのは副詞です。

 だから、正解は、

"They are almost the same."  になります。

 といった訳で、"They are most the same."とはならないということです。

 

副詞、形容詞などの品詞の話題が苦手な方は、

★「大体、ほとんど」と言いたかったら、"almost"

★「大体の~、ほとんどの~」と言いたかったら、"most"

★「〇〇の大体は、〇〇のほとんどは」と言いたかったら、"most of the 〇〇"

こんな感じでいかがでしょう。正直、もっと細かい事柄があるのですが、一般的に多い質問事項を書きました。

 これであなたの most / almostの使い方は、almost perfect(殆ど完璧)ですか?

 

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