
いきなりですが、それぞれの赤い部分を参考に、above/over/onのどれを使えばよいか判断してください。書いてあることをイメージするのも大切かと思います。
①机の上に磁石が置いてあります。
②その机の脇にも磁石がくっついています。
③その机の上のところには新しい照明器具を付けました。
④他の全ての照明はその新しい照明器具を基準にして高さを上にしてあります。
いかがでしょうか。above/over/onそれぞれ日本語の意味とすれば、「上」です。英文を読むときはそれほど問題ないのですが、エッセイや自己表現をする際に悩むときがあります。ちなみに先程の問題の答えは、、
①on ②on ③over ④above
説明に入ります。結構ややこしい部分なのですが、ハッキリ違いが分かるように、以下の説明ではややこしい部分はバッサリ切ってあります。場合によっては、above/over両方ともOKもありますが、それは書いてありません。
下の絵を見てください。私が描きました。日によってはマシなのですが、今回は上手くないです。我慢してください。

① on:あるものに「くっついている上」、「くっついている側面の上」です。
② over:あるものに「覆いかぶさっている上」、「その上空あたりの上」です。
③above:何かを基準にして「~より上」というより「~より高い」ですね。
ポイントは、「above:~より高い」と覚えるところでしょうか。
above/overについてもう一つあります、「数字が入って来る」時です。ここがもっとイライラするところですが、バッサリとハッキリと分けました。これ以降も場合によっては、above/over両方ともOKもありますが、それは書いてありません。
以下の日本語、赤い部分に注意して、above/overどちらかを選んでください。
①随分寒くなりました。教室も20度より上でないと寒く感じますね。
②でも、眠くなると悪いので、25度より上は良くないと思います。
②当校の教室は小さい方なので、5人より上は少々狭く感じるかもしれません。
②冬になって0°より上でないと水道管が凍結してしまうので、対策をしておきましょう。
どうでしょうか?先程言ったように、above/overどちらも可はあります。ですが、そうすると混乱してしまうので、それは無しにします。
問題の答え:①above ②above ③over ④above
数字が入って、above/overを使う際、「~より上」と言って使うのは止めるべきです。では、ハッキリと分けさせていただきます。
above: 「~より高い」:必然的に数値、基準、温度、高度、等に使うようになります。
over:「~より多い」:必然的に数字、量、数、等に使うようになります。
先程の日本語を先程の説明に当てはめてみます。
①随分寒くなりました。教室も20度より上(20度より高く:above)でないと寒く感じますね。
②でも、眠くなると悪いので、25度より上(25度より高く:above)は良くないと思います。
②当校の教室は小さい方なので、5人より上(5人より多い:over)は少々狭く感じるかもしれません。
②冬になって0°より上(0°より高く:above)でないと水道管が凍結してしまうので、対策をしておきましょう。
と、分かりやすくなると思います。above/overどちらも可について知りたい方はIEEC JAPANで授業を受けるか、辞書やネットで調べてみて下さい。少々根気必要かも。
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